2024/10/21修正して更新
アレルギー検査の219項目・39項目の検査内容・対象アレルゲン・費用など解説・・・・
アレルギーの検査方法、検査は何科で受診すれば良いのかも、まとめています。
39項目アレルギー検査対象を表にしています。
【吸入系・その他】
項目 |
検査対象 |
---|---|
室内腔 | ヤケヒョウヒダニ・ハウスダスト1 |
動物 | ネコ皮膚・イヌ皮膚 |
昆虫 | ガ・ゴキブリ |
樹木 | スギ・ヒノキ・ハンノキ・シラカンバ |
イネ科植物 | カモガヤ・オオアワガエリ |
雑草 | ブタクサ・ヨモギ |
真菌 | アルテルナリ・アスペルギルス・カンジダ・マラセチア |
職業性 | ラテックス |
【食物系】
項目 |
検査対象 |
---|---|
卵 | 卵白・オボムコイド |
牛乳 | ミルク |
穀類 | 小麦・ソバ・米 |
甲殻類 | エビ・カニ |
豆類 | 大豆・ピーナッツ |
肉類 | 鶏肉・牛肉・豚肉 |
魚類 | マグロ・サケ・サバ |
果物 | キウイ・リンゴ・バナナ |
果物 | その他 |
219項目遅延型フードアレルギー検査は、即時型と遅延型の2タイプで判断する検査。
即時型は食べてすぐ症状が出る場合、例えばソバなどを食べ、すぐにじんましん・呼吸困難などの症状が出るケース、アレルギーの原因物質を発見しやすいメリットがあります。
遅延型は食べてすぐ症状が出ない場合、頭痛・うつ状態などアレルギーとは無関係な症状が数日続いてから、発症するケース、アレルギーの原因物質を発見しにくいデメリットがあります。
この検査は体内に含まれるIgG物質を測定、数値の高さで反応する原因を特定します。
上記の他に、特異的IgE抗体検査・パッチテストがあります。
特異的IgE抗体検査は、血液のIgE抗体量を測定しますが、症状が重い人ほどIgE抗体量は高くなります。
パッチテストは、皮膚にかぶれなどの原因物質を付着したフィルムを2日間貼り、はがしたときの皮膚の状態から判断する検査。
【簡易パッチテストの方法】
腕の内側に化粧品を塗って3日間、様子を見ます。
⇒化粧かぶれは接触皮膚炎であるため、接触皮膚炎反応は2日後に現れやすいためです。
基本的に、保険適用外検査で費用は15,000円前後。
アレルギーがあり治療中の場合は、保険適用になり診察代を含め7,000円前後が目安になります。
アレルギー検査の年齢制限はありませんが、医療機関によっては「3歳未満の乳幼児」など幼い子どものアレルギー検査をしてくれない場合があります。
理由は・・・・
●乳幼児に対しての採血は痛みなどが負担になり、検査できるのは鶏卵・小麦・牛乳・ピーナツの4品目、陽性率が出ても「食べられる量・反応する時期」などの特定ができないため。
●食物アレルギーの症状はアトピー性皮膚炎が多く、治療することで症状を改善できるため。
また、子どものアレルギー検査は保険適用外で2万円前後、自治体によっては未就学児に補助金が出る場合があるので確認してから受診しましょう。
アレルギー検査の診療科は、内科・皮膚科・耳鼻科などです。
また、アレルギー科専門の病院も増えていますので、近くに病院がないか検索すると良いでしょう。
※ネット受付・予約ができる病院も多々あるので、待ち時間を短縮できます。