2024/10/21修正して更新
天気・気圧の変化によって起こる、頭痛・関節痛・吐き気・めまいなどの体調不良が、「天気痛・気象病」と呼ばれ、市販薬やアプリが登場しています。
気象病に効く薬には、頭痛・めまい・吐き気・倦怠感・関節痛などの症状に使える漢方薬と、主に頭痛などに使える鎮痛剤などがあります。
この記事では、漢方薬と鎮痛剤の使い分け、対策・予防法などについて解説しています。
気象病は、気圧の変化により起こります。
血管拡張からくる神経圧迫で起こる頭痛、気圧低下により自律神経が乱れ起こるめまい・倦怠感などがあります。
●頭痛(片頭痛を含む)
●めまい
●倦怠感
●吐き気
●むくみ
●気分が落ち込む(うつに近い症状)
●首・肩の凝り関節痛など
市販薬には、頭痛に効く鎮痛剤、体内バランスの乱れを整え頭痛・めまい・むくみなどの改善を図る、気象病向けの漢方薬があります。
低気圧が近づくと体調不良を起こす場合は、市販薬を試してみましょう。
また、低気圧による体調不良は、市販薬以外にも日常生活でできる対策もあるため、活用しましょう。
下表のような使い分けを推奨しています。
使い方 | |
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漢方薬 |
●低気圧による頭痛・めまい・吐き気・むくみなど複数の不調改善。 ●体質改善で症状をやわらげたい。 |
鎮痛剤 |
●痛みがあるときだけ薬を飲みたい。 ●生理痛と頭痛両方に効く薬が必要。 ●関節痛や肩こりもある。 ●漢方薬が苦手。 |
低気圧による不調を漢方では、気圧の変化で体内の水のめぐりが悪くなり水分が排泄されず、必要以上に水分を体内に溜めてしまうことで起こると考えられています。
余分な水を外に出す漢方薬に五苓散があります。
五苓散は、体内の水分バランスを整え、低気圧の不調から体を守ります。
眠くなる成分は含まれていない漢方薬&鎮痛剤の一覧です。
※ドラックストアでも販売されている商品になります。
効能・効果 | 服用タイミング |
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低気圧による吐き気・めまい・嘔吐・腹痛・頭痛・むくみなどのいずれかを伴う症状 |
天気が悪くなった時など、不調(頭痛・めまい・むくみ等)を感じたタイミングで服用 |
効能・効果 | 服用タイミング |
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低気圧による吐き気・めまい・嘔吐・腹痛・頭痛・むくみなどのいずれかを伴う症状 |
天気が悪くなった時など、不調(頭痛・めまい・むくみ等)を感じたタイミングで服用 |
効能・効果 | 服用タイミング |
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頭痛・生理痛・関節痛・肩こりなど |
上記の症状が現れた場合に1日2回まで服用 |
効能・効果 | 服用タイミング |
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頭痛・生理痛・関節痛・肩こりなど |
上記の症状が現れた場合に1日3回まで服用 |
気象病は、自律神経が乱れることで起こるため、栄養バランスのとれた食事・十分な睡眠・適度な運動・入浴などで、自律神経を整えることが対策になりますが・・・・
下記2つの気象病対策アプリを使って、不調が起きるパターンを把握し、薬を準備したり外出予定を変更したりして、気象病による体調不良とうまく付き合っていくのも一つの方法です。
気象予報士が開発した気象病対策アプリ。
位置情報を利用し、痛みが起こりやすい日時を気圧グラフで簡単に確認できる。
痛みや服薬を記録し自身の体調管理に使えます。
エリアごとの発症リスクがわかる天気痛予報マップ、3時間ごとのピンポイント予報などの機能がある。
6日先までの発症リスクを予報。
また、テイラックやキアガードに含まれる五苓散は、服用後2時間程で気象病の体調不良に効果があらわれたという報告があるためオススメしてますが、薬の効果が出るまでの期間は体質によってさまざまです。
漢方薬は飲み続けることで効果がでる薬(目安は1か月)ですので、頭痛でテイラック・キアガードを服用し効かないと感じた時は、鎮痛剤を試すと良いでしょう。