
2024/7/21修正して更新
大腸がんは、男女の部位別死亡数で2位(女性の部位別死亡数1位)となっています。
また、大腸がんの死亡率が高い理由は、自覚症状で発見された時は進行癌のケースが多く、ポリープ状態の時は自覚症状がないためです。
大腸がんを早期発見するには、1年に1度の大腸がん検査が必要です。
特に、40代からの発生率が高く、40代からの検査が推奨されています。
大腸がん検査は、主に大腸がん・大腸ポリープ・潰瘍性大腸炎などの病変を調べる検査です。
便潜血検査(2日法)・下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)・大腸CT検査・直腸診・腫瘍マーカー検査などがあります。
便潜血検査は1.000円前後、痔と間違うことを防ぐため検体を2回提出するのが一般的。
大腸カメラと大腸CT検査は、2〜3万円が相場です。
大腸がん一次検査は、便潜血検査・大腸CT検査・直腸診・腫瘍マーカー検査。
便潜血検査 | 大腸のがん細胞がある部位を、便が通過すると簡単に出血するため、この便に混入している血液を検査するのが便潜血検査。2日分の検体提出が一般的なのは、便が通過した時に出血しなかったり、検査棒で便をさす時に血の付いていないところをさしてしまう例が多々あるためです。また、大腸がん・大腸ポリープがあっても出血していないと陽性にならないデメリットもあります。 |
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直腸診 | 肛門から直腸にしこりがないか触診で確認します、肛門近くの直腸部分にがんの発生があるときは発見率が高い。 | 腫瘍マーカー検査 | 採血するだけなので体の負担はありませんが、早期がんでの発見は難しく進行がんのみの発見が多くなっています。 | 大腸CT検査 | 下剤を飲み炭酸ガスで大腸を膨らませ、CT撮影する検査。内視鏡を挿入しないため体への負担は少ないですが、早期がんやポリープの発見率は少ないのが現状です。 |
便潜血検査で陽性となるのは大腸がんだけではなく、痔による出血でも陽性反応が出ることもあるため、確かめるために大腸内視鏡検査を必ず行うことになります。
※大腸がん⇒自宅検査キット ! 結果と信頼性
●前日
便潜血2日法は検査当日を含む3日以内の便を提出。
3日間のうち1日1回・2日間の便をとることとなります。
生理中の女性は採便出ないため生理終了後に検査を受けましょう。
●当日
食事・喫煙はできなく水・お茶などの水分のみです。
検査時間は検査内容によって違います。
大腸内視鏡の検査前には、約2Lの水に溶かした下剤を飲んで腸内を綺麗にします。
●検査終了後
病院施設によって違いがありますが、一般的に14日〜20日前後に郵送または面談。
大腸がん検査の中でも早期がんの発見率が高いのは、下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)。
そのため、人間ドックを受診する方の中には、一次検査の便潜血検査などをせず大腸内視鏡検査を最初から受診する方が多くいます。
近年は、 苦しくない大腸内視鏡検査方法として、点滴静脈注射により眠くなる鎮静剤や痛みを抑える鎮痛剤を投与し、ぼんやりとした状態を作りだす意識下鎮静法検査を行うことで、寝ている間に検査を受けることも可能です。
大腸がんは、男女とも40歳を過ぎると罹患率が高まり、肉中心の食生活・タバコとアルコール摂取量が多いと発症リスクが高くなっています。
また、遺伝的要因が強いがんでもあり家系で発症者がいる方、下痢・便秘・便が細くなった・血便・粘液便・慢性腹痛などの自覚症状がある方は、受診すべきでしょう。